ナレーターの生息地  - ご挨拶をかねて

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初めまして。
ナレーターや声での芝居などをしている
浜田 弥依(はまだ みい)と申します。

いわゆる「萌え声」ではなく、どちらかというと質実剛健な感じなので
例えば「おにいちゃん!」と口にしたところで
残念ながら普通の中年兄妹の会話にしかなりません。ざんねん。

以前はナレーター事務所に所属しておりましたが
現在はフリーランスで活動しています。
お仕事大募集中です。お仕事だいすきー!

さて、このわたしたちの「お仕事」について。
“声の仕事” というと、アニメや映画の吹き替え、
TV番組のナレーションなどを思い浮かべる方が多いと思います。

ですが、実は「こんなのもやってるの?」なんていう、
一般的にあまり知られていないかな?というものが
実はちょこちょこあるのです。

今回は、ご挨拶代わりになるかどうか我ながら不明ではありますが
ナレーターとしての立場から、そんなお仕事の一部をチラリとご紹介してみます。
※全てわたしが経験したもの、というわけではありません

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【駅構内放送・車内アナウンス】

一般的にはあまり…… といいつつ、
アナウンサーや有名タレントが担当するケースもあるので
比較的知られているほうかもしれません。

ちなみに駅構内放送とは、
「まもなく列車がまいります。黄色い線の内側まで云々」とか
「○番線 ドアが閉まります」とかとか
「(駅名)、(駅名)です。○○線はお乗換えです」とかとかとか、
駅ナカや電車内で流れている自動音声のことです。

顔出しの役者さんたちと飲んでいる時にこの話をしたら
「えっ、そんな仕事あるの?」と驚かれたことがありまして、
あれ?意外と知られていないものなのかな?と。

かくいうわたしも、以前所属していた事務所の大先輩が
都内某路線を担当されていたことで、初めて知ったクチでした。テヘ。

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【企業VP】

まず「企業VPとは何ぞや」ってところから話を始めなくてはなりませんが、
VPとは「Video Package」の略です。
自社セミナーや、社内マニュアル、対外向けのプロモーション用に
さまざまな企業が作成する映像のことを「VP」と呼んでいます。
モーターショーなど、大規模な展示会に行く機会がある方は
企業ブースなどでプロモーション映像を目にしたことがあるかもしれませんね。
これらの映像のバックで流れるナレーションです。
クライアントさまの看板の一部となる、まさに「縁の下の力もち」なお仕事です。

※余談ですが、わたしはどんな仕事においても
この「縁の下の力もち」な存在でありたいと、常に考えています。

******
【e-ラーニングの教材】

e-ラーニングには、文字教材の他にDVDやCD-ROM、
オンライン映像など、音声つきのテキストもありますね。
はい、その音声の部分です。
これも、ナレーターにとってはよくある仕事のひとつです。
当然ながら、内容は学ぶジャンルに特化したものとなるので、
専門用語が容赦なく出てきて目と頭ががグルグルになることに加え、
あくまで教材ですから、受講者が耳できちんと理解できる
「読みの技術」を、特に要求されます。

滑舌の良さやイントネーションの正確さは当たり前、
学習者がきちんと「聞いて理解」できるための読みのペース配分など、
さまざまな要素の同時コントロールが、とっても重要です。
以前、この仕事を終えたあとのナレーター仲間と会ったことがあるんですが、
それはそれはもう「燃え尽きたぜ……」状態になってました。
お、お疲れさま……。

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これらの他にも、もちろんまだまだお仕事はあります。
例えば、イベントの司会。
これそのものは珍しくありませんが、問題はそのイベント内容。
あえてレアなものを持ってくると

株☆主☆総☆会

……あるんですよ。企業様によっては、あるんです。
今の活動を始める前に、それなりの会社員経験を持つ自分ですが
これも、以前所属していた事務所の大先輩が担当されていたことで
初めて知りました……。

ちなみにナレーターという仕事、ただ「読む」だけでは務まりません。
いかに聴き手に「伝える」ことができるか、
いかに聴き手に「イメージ」させることができるか。
内容によって、自分の中にある「読み」のスキルをどう使い分けるか。

またナレーションの現場では、収録当日に台本を渡されることが多いです。
わたしの場合、これまでやらせて頂いた仕事の幅が狭いせいもありますが
事前に台本を渡されたのは、ラジオドラマの時くらいです。
以前担当させて頂いた番組ナレーションのお仕事では
台本を最初に目にするのは、毎回収録直前でした。

初見で「一番伝えるべきところはどこか」「どういうテイストで読むか」などなど、
瞬間的な集中力と読解力、そしてそれを出力する力を自分の中で調整する
……なんて時間があればいいほうで、
サクッと一度通し読みをして本番、なんてこともよくあります。
いざ本番に入れば、ディレクターさんからのオーダーに柔軟に対応する必要がありますし、
収録中に台本に直しが入ることも、しょっちゅうです。

テレビ局のアナウンサーからナレーターに転向する方がいらっしゃいますが、
プロとして「伝える」仕事をしてきたにも関わらず、
専門学校や養成所などで勉強し直す人が少なくありません。
それだけ「読む」+αが必要なのだなと、未だに痛感します。

では、その “+α” はどこで培ったらいいのでしょう。

わたしは、何か特別なことをする必要は全くなく、
むしろ普段の生活にこそヒントがあふれていると思っています。

ちょっとした人とのやり取りで感じたことだったり、
たまたま目に入った他人同士のやり取りだったり、
毎日歩いている道で、季節のちょっとした変化に気付くことだったり、
その気付きに自分は何を感じたか、だったり。

そういった感覚の積み重ねが、知らず知らずのうちに
自分の引き出しとなっていっているように思います。

日常を「なんとなく」で過ごしてしまうと、もったいないことが山ほど。
当たり前な日々の瞬間瞬間を繊細に捉えていこうと、常に心掛けています。
(特にわたしは、テンパると「ファーーーwww」となりがちなので、なおのこと……)

普段はマイペース街道まっしぐら!ですが、仕事に関しては超まじめ。
こんな浜田でございますが、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

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浜田 弥依
ナレーター、声の役者 東京都出身/永遠の小4男子。たまに中学生くらいになる。 ギター弾けるようになりたいと思いながら お仕事熱烈大大大大募集中。 【主な出演歴】 〈ナレーション〉  「Over TV」 J SPORTS 〈ラジオドラマ〉  歌謡ドラマ「ささやき」 NHKラジオ第一 〈映画〉  「ゴーグル」 監督/櫻井 剛  ※ 下北沢トリウッド第一回PPP作品・文部科学省 教育選定映画 その他「月読の會」や自ら率いる「OTONE」にて、朗読公演多数
浜田 弥依

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