ENDLESS WALTZ

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ENDLESS WALTZ。

あれはもう20年近く前の本だよね、ジャズ界の鬼才・阿部薫と、その彼女にして元作家の鈴木いずみを描いた衝撃作だった。私はまだまだ若かったから、あの強烈な世界に惹かれて、いつか私も魂をかけたあんな恋愛をしたいと思っていた。要するにこどもだったんだよね。あんな生活をしてたらどちらも死んじゃうもの。穏やかさの対局にある激しさ。それでも私はあの本に激しく惹かれた。

それから何年も経ち、時々はENDLESS WALTZに似た世界が忍び寄ってくるようになって、私はすっかりうんざりしていた。私は落ち着きたいのだ。ふわふわとした母猫のお腹にもぐる仔猫のように柔らかい世界で喉を鳴らしていたいのだ。

やっとの思いで温かいところに潜り込んでも、気がつけば叩き出される。私が叩き出されるべき人間なのかもしれない。それならそれで仕方がない。

だったら私はせめてENDLESS WALTZじゃなくて、LAST DANCEを華麗に踊ってからすべてを終わりにしたい。その程度の欲望も持っちゃいけないんだろうか?

 

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雑文とふらふら写真。今日もどこかで生きてます。 I'm always being on the road.

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